奥地 圭子
梅雨の中でしたが、6月24日(金)〜27日(月)の4日間、石巻市に現地ボランティアとして行ってきました。

今回は、1回目の縁で、避難所とつながることができ、温かい汁物を望まれたことから飯野川中学校で2回目の炊き出し、また飯野川小避難所にも訪問、Tシャツ99着を寄付してきました。
1ヶ月半の差でしたが1回目とえらい違いで変化を感じてきました。その様子を分担して報告いたします。
■教育委員会が語ってくれた「今」
小中64校あるうち、被災して使えなくなった学校は14校(小9、中5)あるそうですが、なんと、4月21に、64校すべてが学校生活を開始しました。
つまり14校は他校に間借りしての開校であり、なかには、学年毎別々の所もあるとの事。
登下校はスクールバスですが家や避難所のそばまでまわっているとできないので、元の学校に集まってもらうそうです。
小中学生の死亡153名、行方不明26名、つらい話です。この中には大川小の63名が含まれます。
両親が死亡、不明の震災孤児は40名、でも児童相談所など紹介するが、親戚や養子縁組して引き取られ、通学してくるそうです。
不登校について聞いてみました。
震災をめぐって、登校が増えた子、変わらない子、ケースバイケースで、問題ないように思うとの事。適応指導教室も被災したけれど、場所を移し今再開しているそうです。
子ども全体の様子も、明るくなった子、ハイになっている子、ふさぎこんでいる子、変化のない子といろいろで、家族を亡くした子は家の中が暗い、今まで通りの子と、何もかも無くした子が一緒に学んでいるので差を感じてづしたらいいかという日々だそうです。
つらさはこれから出てくるだろう、との話はうなづけました。他府県への転出は小中合わせて今600名が移動したそうです。
教育委員会は委員会でいっぱいいっぱい、やれる事に一生懸命という感じでした。