東京シューレ王子スタッフ 萩原美奈子
今回、東京シューレ王子の打楽器講座講師、梶原徹也さんの声かけで、9月3〜4日宮城県岩沼市でおこなわれた、宮城県手をつなぐ育成会、日本発達障害福祉連盟主催の第48回発達障害福祉月間 中央記念行事「みやぎ手をつなぐ夏祭り」に東京シューレ王子打楽器叩き隊有志メンバーの子ども・OG4名とスタッフ2名で参加してきました。震災支援では初めてシューレの子ども達が被災地に行き、地元で被災された方、障がいをもった方と音楽で交流をしてきました。
3日の初日は、お昼に仙台に到着し、仙台市で津波により沢山の犠牲者のでた荒浜地区に行き、皆で被災された方々の御冥福を祈り、手を合わせてまいりした。私が5月に荒浜に訪れた時より、ほとんど瓦礫は片付けられていましたが、今回は何もなくなっている広くどこまでも見渡せる光景を目にし、生命について改めて考えさせられました。今回のメンバーも、この光景を目のあたりにし、いろいろな感情と衝撃を受けたようです。岩沼市の会場までは、海岸線を車で走り、畑に漁船が横たわっていたり、津波で被害にあった家を見ながら会場入りしました。車内ではみんな無言で変わりゆく街の景色を見ていました。
4日のライブ本番は、岩沼市民会館でおわれました。岩沼市は100人の方が津波でお亡くなり、家を失った方も沢山おられます。そして岩沼市民会館も6月末まで避難所でした。市民会館の周辺は仮設住宅が建ち並び、仮設に住む方々や、宮城県のいろいろな方が沢山会場に足を運んで下さいました。小さい子どもから地域のお年寄りまでいて、とてもにぎやかでした。打楽器叩き隊のメンバーも、アーティストのかしわ哲さん、梶原徹也さん率いるサルサガムテープのみなさんとステージに立ち沢山の刺激を受け、地域の皆さんと音楽で一緒に汗を流し、逆に現地の方々からパワーを頂き、楽しいライブができました。
最後に、このような機会をつくって下さった、かしわさん、梶原さん、そして宮城県手をつなぐ育成会の皆さん、日本発達障害福祉連盟の皆さんに心から感謝いたします。ありがとうございました。
(このあと参加した子どもたちからの文章も、アップしていきます)