東京シューレ王子高等部 ケリー・ブランドン
僕が宮城に行った理由。それは、何かを感じるためだ。
ニュースやテレビで何回も何回も津波や地震の様子を見ていたけれど、何一つ悲しみも苦しみも感じられなかった。
だから実際に自分の目で見て、何かを感じたかった。
津波の現場にいって、周りを見渡すと、曲がりくねった木やボロボロの一軒家、他の家のゆからしいものがいっぱいあった。
大変なのは知っているけれど、まだ悲しみはあまり実感できなかった。
ただ津波で全てが無くなっている事に少し衝撃を受けて、悲しみを感じれない自分が凄く嫌になった。
そして次の日僕らは音楽を演奏した。
音楽を聞いて会場にいた人々が笑顔になってるのを見て、何か強いものを感じた。僕も困った人や悲しんでいる人達を、音楽で、少しの間でもハッピーな気持、幸せになってほしいと思った。
宮城に行って、僕自身が悲しみや苦しみを感じたかったのに、人を幸せにさせたいという気持ちをものすごくもらった。
行けて凄く感謝してます。ありがとうございました。