東日本大震災の被災支援募金の呼びかけに応えて、多数の皆さんがご協力くださり、有難うございました。
おかげ様で、A募金・B募金あわせて450万円を超えた浄財が集まり、心より感謝しております。
その一部を活用させていただき、5月1日〜4日、仙台・石巻方面に、被災支援に行ってきました。
ボランティアセンターなど3箇所に物資を届けると共に、被災の様子や現在の支援状況など4人の方からお話をお伺いすることができました。
また、2日間にわたり、瓦礫・流木の撤去などの作業を行うと共に、作業の前後を活用して被災地や仮設住宅地の様子も見てきました。
詳しくは、報告を分担しましたので、日を追ってアップさせていただく予定ですが、ここでは、第一報として、とりあえず概説を報告させていただきます。
今回の参加メンバーは、スタッフは奥地を入れて8名、シューレ大学生5名、不登校新聞社1名の計14名でした。
1日目は、東京より2台の車で支援物資とメンバー7人を乗せ、早朝出発、道路渋滞も無く、昼過ぎには電車組7人と合流、仙台市青葉区にある宮城チャイルドラインに向かいました。
アパート風の3部屋と一階軒下は支援のダンボールが山ほど積んでありました。その後、津波被害のひどかった若林区の視察調査をしました。
2日目は、仙台の宿舎を朝5時半に出、石巻市の河北ボランティアセンターへ。
渋滞なく、1時間早く到着。まきばフリースクールのスタッフで子どもの居場所作りの常駐ボランティアである中山さんから、子どもの状況を色々聞くことができました。
その後、午後3時まで遊び場や川の瓦礫撤去などの作業をしたあと、石巻市の中心街を通り、高台の神社から市内を見、絶句しました。
また仮設住宅の現場を訪ねたあと、「フェアトレード東北」の代表布施さんにお会いしました。
発達障害やひきこもりの青年達の居場所を支えながら、ご自分の家も無くなった中、とりわけボランティア活動でも落ちこぼされるお年寄りなど、若者の話が強く印象に残りました。
3日目も朝5時半出発で河北ボランティアセンターへ。
渋滞なく早く到着したので、7割の子が死亡してしまったという大川小を訪ねました。
その後全国から集まってきた70人のボランティアと共に、牡鹿半島雄勝(おがち)の立浜という海岸で猟師さんたちが一刻も早く仕事ができるように祈りながらの瓦礫撤去作業を行いました。
漁師さんのお話を聞くことができましたが、まだこの村には電気も水も復旧していません。すさまじい風景も忘れられません。
全体を通して、現地に行かないと分からなかったことがいろいろ分かり、長期的支援のあり方を考える貴重な経験と状況調査ができました。
来週の詳しい報告を読んでいただきたいと思います。そして、今後も共に、復興を支えるご協力をよろしくお願いします。
東京シューレ理事長 奥地圭子
posted by shuresp at 14:27|
第1回現地派遣報告